RO(逆浸透膜)純水装置・イオン交換樹脂・超純水製造装置・軟水器など実績のあるトップウォーターシステムズ
株式会社トップウォーターシステムズ
お問い合せ
インデックス用途別案内へ技術情報へ納入実績へ会社案内へ 採用情報へお問い合せへ
製品一覧

 TOPレスキューROⅡ 動画

非常時対応型浄水装置 TOPレスキューROⅡ デモ機へ ミニプラント設備へ

■ 技術情報


< 純水 / 高純水 / 超純水 / イオン交換水  水質対応表 >

純水装置 イオン交換樹脂 超純水製造装置 高純水製造装置 ▲ 表の写真から製品詳細ページへリンク >>>

 

逆浸透膜(RO)方式のメカニズム

● 水に溶け込む微細な物質をほぼ除去する逆浸透膜のメカニズム
ROモジュールは、浸透膜(メンブレン)を何層にも重ねてのリ巻き状に巻き、容器に収めて大きな表面積で
多くの水を処理する事が出来ます。逆浸透膜により、原水が透過水(純水)と濃縮水(排水)に分離されます。
原水中の不純物を排水として処理する為、目詰まりも少なく長期間使用出来ます。浸透膜(メンブレン)の
孔は僅か0.0001ミクロンと極めて小さい為、原水中に含まれるほぼ全ての混入物の分離が可能です。
この高度濾過と逆浸透のメカニズムが一体となり、優れたメンブレンが構成されています。

 

 

● 逆浸透膜の仕組み:10000分の1ミクロンのウルトラフィルター
逆浸透膜の仕組み(イメージ図)

逆浸透膜(RO)方式の原理

半透膜で仕切られた槽の一方に希薄溶液を、また他方に濃厚溶液を入れた時、両溶液が平衡に達しようと希薄溶液側の溶液が、濃厚溶液側に移動する現象を「浸透」と呼びます。
浸透が平衡に達した時、両液間に生じる圧力差を「浸透圧」と呼びます。
一方、濃厚溶液側に浸透圧より大きい圧力をかけると、浸透現象とは逆に溶液が濃厚溶液側から希薄溶液側に移動します。この現象を「逆浸透」<Reverse Osmosis:RO>と呼びます。

逆浸透膜(RO)方式と他方式の比較表
下の画像をクリックすると拡大画面(PDF)がご覧になれます。

有効処理範囲 各方式の特性 除去率

逆浸透膜(RO)方式の供給水温による透過水量
逆浸透膜(RO)方式は供給水温により、生産水量が変わります。
各水温条件での生産水量目安は表をご覧下さい。
(供給水温25℃時を標準水量とした場合、1℃上下する事で生産水量は約3%増減します)

逆浸透膜(RO)方式とイオン交換方式の比較

 
RO(逆浸透膜)純水装置
イオン交換カートリッジ純水器
生産能力
分離膜のため回収率50%程度
樹脂量に比例する
電気伝導率
(原水150μS/cm)
5〜30μS/cm
1〜3μS/cm
水質安定性
長期的に安定
イオンの吸着容量に限界があり
水質変動しやすい
有機物除去
ほぼ完全除去
×
除去不能
濾過システム
分離に加圧の必要がある
装置が簡易
メンテナンス
定期メンテナンス
使用量に応じた詰替が必要

逆浸透膜(RO)方式とイオン交換方式の前処理・後処理

● 前処理として
逆浸透膜(RO)は通常、市水(水道水)を供給水として使用する事を前提としています。
井戸水・工業用水等、水質に問題がある水を供給水とした場合、様々なトラブルの原因となります。
長期的に純水水質を維持する為には、必要に応じて前処理装置を設置し、原水水質を市水レベルに
改善後に純水装置へ供給する事により、ROモジュールの目詰まりや純水装置への負荷が軽減します。

● 後処理として
オーダー水質により、更なる水質向上が必要な場合は、後段に紫外線殺菌灯、ファイナルフィルターや
イオン交換カートリッジ純水器 等を設置する事で精度の高い純水が安定して供給されます。


・ RO(逆浸透膜)純水装置の場合
純水装置での前処理・後処理
前処理
後処理

 

・ イオン交換カートリッジ純水器の場合
イオン交換カートリッジ純水器での前処理・後処理
前処理
後処理

シリカ分散剤充填装置 イオン交換カートリッジ純水器 軟水装置

水質を表す単位

◆イオン性の物質(電解質)を表す単位

mS/m ミリジーメンスパーメートル 電気伝導率
数値が低い程不純物が少ない
μS/cm
マイクロジーメンスパーセンチメートル 電気伝導率
1μS/cm=0.1mS/m
MΩ・cm メグオームセンチメートル 比抵抗値
数値が高い程不純物が少ない

電気伝導率と比抵抗値の換算方法

  MΩ・cm = 1÷αμS/cm    例: 10MΩ・cm = 0.1μS/cm

 

◆有機物量を表す単位

TOC
単位 mg/L・ppm等 全有機炭素量(有機物)を表す

◆割合・濃度を表す単位

ppm
1ppm = 100万分の1%
1ppm ≒ 1mg/L
ppb
1ppb = 0.001ppm 1ppb ≒ 1μg/L


ppmは電気伝導率を表す単位としてもよく使われています。
その場合、ppm = 0.5 × αμS/cmとして簡易に換算することがあります。

純水の種別と比抵抗値の目安

理論純水
(HO)
18.3MΩ・cm 純粋なHO (電解質を全く含まない水)
実際には精製不可能。
超純水
18.2MΩ・cm
(10.0以上で定義する
場合も有ります)
逆浸透膜(RO)により一次処理された純水を、循環ラインで
更にイオン交換する事により精製、維持される。
半導体洗浄や高度分析 等の分野で使用。
高純水
1.0MΩ・cm以上
(1.0μS/cm以下)
逆浸透膜(RO)により一次処理された純水を、更にイオン交換して精製。精密部品洗浄、一般洗浄 等で使用。
純水
0.1MΩ・cm
(1mS/m以下)
逆浸透膜(RO)やイオン交換樹脂 等で不純物(主に電解質)を除去した水。一般洗浄、加湿器供給水 等で使用。

水の硬度とは(硬度分布図)
「硬度」とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの合計量を数値化したもので、単位はmg/Lです。
水1リットル中に含まれるカルシウム、マグネシウムの量を、炭酸カルシウム(CaCO3)の濃度に換算した
重量(ミリグラム)です。数値の高いものを「硬水」、低いものを「軟水」と呼びます。硬水は、水温が上がると
化学変化を起こしやすくなり、スケール発生の元となります。加湿器等が冬のシーズンが終わると、ヒーター
部分にスケールがビッシリと付いているのはこれが原因です。
 ・ 硬度0〜178未満を「軟水」
 ・ 硬度178〜357未満を「中間の水」
 ・ 硬度357〜を「硬水」と分類しています。
しかし、これでは分かりにくいので近年では便宜的に、硬度が100未満のものを「軟水」、それ以上を「硬水」と呼ぶ場合もあります。また、最近では輸入のミネラルウォーターが増え、様々な硬度の水が販売されているので、同じ硬水でも硬度100〜300程度のものを「中硬水」と読んで区別するようになりました。

●硬度分布 参考図 (※参考図であり、同県内でも水質に差がある所があります)
硬度分布図

圧力送水式タンク
RO(逆浸透膜)純水装置と合わせて、最も実績のある送水ユニット無しの圧力送水式タンクです。
貯水タンク、クッションタンクとして使用します。圧力送水式だから手軽に設置可能でコスト削減。

圧力送水式タンクの内部構造

調乳水の比較
<従来の浄水器と逆浸透膜(RO)純水装置との比較>

調乳システムの比較


調乳水
製造方式
の比較
逆浸透膜濾過方式 (新方式)
常温  →  80℃
< 安全 ・ 快適 >

煮沸方式 (従来型)
熱湯  →  80℃
< 危険 ・ 不便 >
<逆浸透膜により不純物を分離除去>
除菌に優れた逆浸透膜で濾過された純水を
80℃で無菌維持し、いつでも必要な時
手軽に安全なミルクを調乳可能。
<水道水を煮沸させて除菌>
熱水による火傷の危険性が有り、室温も
高温化を伴う。また、定期的な清掃等が
必要で、手間やコストが掛かる
室内環境
周囲が熱くならない。
周囲が熱くなる。
危険性
火傷等の危険性がほぼ無い。
火傷等の危険性がある。
水の安全性
逆浸透膜(RO膜)で完全除菌。
MF膜で不完全除菌。
除菌性
密閉式タンク・逆汚染防止弁との併用で
採水口〜本体を完全除菌。
サビ等が発生し易く、維持しにくい。
採水口から菌の逆汚染にも無防備。
使用方法
温水器内蔵で、20リットルの除菌水が
いつでも適温で採水可能。
採水→満水→沸騰→適温へ下げる
作業工程の為、使用時間が制限される。
耐久性
RO膜・温水器・逆汚染防止弁等でタンク内
や配管は定期的な洗浄・消毒は必要無い。
その為、消耗品の交換・メンテナンスだけで
装置本体を長期間使用可能。
タンク内にサビが発生し易く、定期的な
洗浄・消毒が必要。但し、接続している
配管内等の汚れにより洗浄・消毒が困難で
タンクは短期間での交換が必要。

 

  協力会社リンク    KeePer技研株式会社  /  栄研テクノ株式会社  /  株式会社エムキューブ
RO(逆浸透膜)純水装置・イオン交換樹脂・超純水製造装置・軟水装置の選定・設計・導入・メンテナンスなど実績のあるトップウォーターシステムズ
各種お問合せは TEL: 03-6715-1902   FAX: 03-6715-1903
コピーライト